HosshiのEUS上達への道〜その1:喉超え編

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Hosshi

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世界一やさしいEUSの教科書 目次|コンベックス型超音波内視鏡(EUS)描出法 からインターベンションとその他

HosshiのEUS上達への道~

こんにちはHosshiというものです。
普段は一般病院につとめている消化器内科の7年目の医師です。

EUS全く初心者の状態であった僕が、約30例の症例を経てようやく満点とれました。Shun先生の熱い指導ありがとうございます。


平均すると月に1〜2回程度EUSをする機会があった中で僕なりに気がついたことや、
感じたことについて、一度には書ききれませんので、何回分けて述べます。

今回は喉超え編で思ったことについて書いていきます。

①喉超え編

最初の僕にとっての難関はまず「喉越え」でした。
通常の上部消化管内視鏡の通常直視鏡スコープでは左梨状窩までカメラをすすめて右アングルと右トルクで入れできるだけ愛護的に反射がおこさないように入れることを基本としています。

EUSのスコープを初めて持ったとき、まず一番最初に思ったことはカメラが太いな〜ということでした。こんな大きいスコープが本当に入るのかと。。。。笑

 

ERCP等で側視鏡を入れる感じで手の感覚重視でなんとなくは挿入できてはいましたが、30例の症例の中で何例か喉こえが無理なことがありました。

 

スコープの先端が喉の奥に当たるんです。特に反射が起こった時は、挿入しづらくShun先生に変わっていただく場面が何度かありました。一方で入るときはスムーズに梨状窩までエコープローブ先端が入る感覚がありました。なんでだろうと。。。

答えはShun先生アドバイスにあります。

①鎮静をしっかりかけること

 反射がつよい人に関しては、やはり鎮静をしっかりかけることが大事ということです。
 太いスコープがはいっていく以上、通常上部消化管内視鏡スクリーニングよりしっかり目に書けることで反射の問題はあまりなくなりました。

 当院ではドルミカムとソセゴンを使って鎮静をかけていますが、いつもよりしっかりかけるぞ!という気持ちです。

 

②舌の描出しながらエコー画面でいれる

 僕が食道挿入の中で一番役に立ったのはやはりこのアドバイスです。
 最初の15例くらいまでは手の感覚重視で実はあまり理解できていませんでした笑。

 手の感覚でだけではなくエコー画面で視覚的に入れるという感覚。この感覚はEUS独特な感じだと思います。
 しっかり舌がきちんと描出されるようにカーブをしていれると、スムーズに梨状窩まですっと抜ける感覚があるのでそこまで軸が綺麗にはいっていたら

 そのまま左トルクで入れてしまうか、無理なら右トルクで入れるという手順でやればだいたい入るようになりました。

③エコーフリースペースを探していれる。

 梨状窩のところまでエコープローブ先端が行ったのちに、エコーフリースペースを探して食道におとしていくやり方です。

 最初はこれ全く理解できていませんでした。

 

 今も怪しいときがあるくらいですが、30例に近づくにつれて大体理解できるようになってきました。エコーのプローブ部分が先端にあるのだからその情報が一番正しい。。。

 それはそうなんですが、まだ最初は目がなれてないんですよね。笑

 

 今後も症例を増えてくにあたって③はもっと意識しようとしている最中です。 

 僕的喉超え大事アドバイス順位一番は何と言っても②です。

 

以上喉超え編でした。

随時更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

HosshiのEUS上達への道〜その2 心構え編へ続く

 

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