HosshiのEUS上達への道〜その3 基本編①6時キープ

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HosshiのEUS上達への道〜その3 基本編① CHASING METHOD

こんにちは。Hosshiです。

前回は心構えについて述べましたが、ここではShun先生に教わった「CHANGING METHODのコツ」の中の三つの基本的な項目について,僕が思ったことや気がついたことについて述べます。 

Shun先生のCHANGING METHODの意識すべきことは3つは

 

①6時キープ
②適切な圧着
③ゆっくり動かす

 

以上の3つです。

EUSが上手い人と上手くない人の違いは(知識面を除外すると)上記の3つの精度の違いなのかなって思います。

今回は①6時キープ について僕が思ったことをそのまんま述べます。 

①6時キープ

「EUSで見たい管腔を6時方向にキープするということは最も大事な基本である・・・」

はい。。異論ないです。

全くその通りだと思います。超超超基本であり、この精度が経験の積んでいる人は抜群にうまいし、初心者はできてないんです。 

 

「6時キープ!!ちがーう!ずれてる!!6時キープ!!」

 

これは習いたての最初から何度も言われ続けられているアドバイスです。

 

某バスケット漫画(スラ○ダンク)でゴリ主将に初心者の○道がリバウンドを教わる時に、
「ちがーう!!」と連呼されるシーンありますよね。(わかる人にはわかると思いますが。。笑)

 

あれです。

 

何度も言われます。

 

確かにそうなんですが・・最初。。難しいんですね。とくに球部操作が。

 

胃内操作では管腔が胃という大きな空間でスコープが自由にうごかせるので6時にキープすることはわりと早く習得できるはずです。←この時点でちょっとできたようなった気になるんですが。。

 

だがしかし。。。球部操作・・むずかしい。。(´;Д;`)

 

全然いまだに難しいです。

 

管腔が狭いので可動性が悪いというか。。。

 

直視鏡でも球部に入った時には動かしづらいので当たり前といったら当たり前なんですが。。。さらにスコープの径が太いのでより動かしづらいといった感覚です。

 

穿孔を怖いと思いつつ手技を行うというのは非常に大事なのですが、怖がりすぎてアングルをかけないのも描出が難しいと思います。

 

通常の胃カメラより少し抵抗を感じつつスクリーニングをおこなう部分があるんですよね。

 

特に球部で胆管や胆嚢を追う際に。。(僕がまだ下手なだけなのかもしれませんが・・・)

 

また管腔を追うのが難しい。。。!

 

10例以降、胃内操作では大抵追えていた6時方向で管腔を追う操作が球部では自分のおもっているように動かせない時期は誰しもきます。

 

解決策はなんだろう。。。。。 😉 

 

僕が(特に球部操作で)管腔を6時方向に追う際に、特に参考になったアドバイスは

「シェイク」

というアドバイスです。

 

自分が思っている方向にスコープを進めた際、急に管腔がエコー画面上に描出できなくなる時があります。

 

その際に自分のトルクをかけている右手をシェイクするように左右に振るんです。

 

すると元の管腔が描出されるので再度その管腔を丁寧においかけていく。。。ということを繰り返します。

 

球部操作は特にこの「シェイク」を使いまくってます。

 

初心者の方はシェイクしまくる!という感じでいいのではないでしょうか。

 

わからないまま適当に進めて結局わからなくなるよりはよっぽどいいかと思います。

 

ベテランの先生はそこからの軌道修正がうまく、すぐに管腔を追ってていっていますが、要所要所でシェイクを使っているはずです。

 

僕は今も管腔を追えなくなった時にすぐに、シェイクしまくってます。しまくりです。

 

すぐに正しい管腔追えたらいいのですが、そこは症例をこなしていかなければならないかなとおもっております。

 

あと最近は「6時キープ!!」

 

だけではなく。。。「6時00分キープ!!!」

 

「分」がつきました。 😯 

 

「江頭2時50分!!」 ではなく。。。

 

「EUS6時00分(ろくじゼロゼロふん)!!」
「EUS6時00分(ろくじゼロゼロふん)!!」

 

 

強い気持ちで6時キープ頑張りましょう!

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世界一やさしいEUSの教科書 目次|コンベックス型超音波内視鏡(EUS)描出法 からインターベンション

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