あけましておめでとうございます!!
新年早々当直してます。笑。
Hosshiです。
今回は前回の続きの「CHANGING METHODのコツ」の中の三つの基本的な項目の続きです。
Shun先生のCHANGING METHODの意識すべきことは3つは
①6時キープ
②適切な圧着
③ゆっくり動かす
ですが
①は前回述べましたので、今回は②の適切な圧着について述べます。
②適切な圧着
この言葉を聞いた時、適切な圧着なんて・・・そんなのあたり前だからもちろんできるだろう・・・
とおもいました。
だがしかし・・・これ普通に難しいんです。
今まで僕がやってきた内視鏡手技における適切な圧着って
・大腸挿入の際、赤玉にならないように粘膜から少し引きのテンションで管腔をこえていく
・ESDの際に近すぎすぎると筋層がたってくる場面がありその際に少し引きの要素を加えることで筋層のラインを水平にする
(ESDやってない方はイメージわかないかと思うかもです。すみません。)
といった突っ込んでしまうときに引きの動作を意識するものばかりでした。
EUSの適切な圧着ってただ引きじゃなく,なんかぺたっとくっついて一緒なって追いかけていくようなバランス感覚が非常に重要な圧着なんです。
6時方向キープが左右の水平方向の動きとしたら,適切な圧着は垂直方向の動きですかね。
適切な圧着ができてないと
①引きすぎる→粘膜から離れすぎて全く目的の臓器・対象物がみえない
②押しすぎる→目標の管腔がつぶれすぎてみえない
結構苦労したのは②です。
EUSはじめの時、なんか感動したというか、少しびっくりしたのが
胆管・膵管ってそもそもこんなにつぶれるんだ。笑
ってことです。
経皮的なエコーの際は、膵臓は奥底にあるので結構圧かけて、押し気味で見ると思いますが、
あんまり胆管・膵管がつぶれたなってイメージなかったのですが・・
胃の中から押すとこんな簡単につぶれるのかと。
もうぺしゃんこです。ぺしゃんこすぎて見えなくなる。
EUS何回もやっている先生方は当たり前かとおもってるのですが、僕と同じことおもったこと思った初学者はいるはずです。
特に
・胃内操作での膵体部の膵管
・球部操作での胆管
は特につぶれやすいと感じております。
今はだいぶましですがたまにぺしゃんなってるな〜って思ってます。
つまり、どんな世界でもくっつきすぎは嫌われるんですね。
「6時キープできてるのにくっつきすぎて管腔みえないこと」が何回かありました。
これをつまり恋愛にたとえると
6時キープ(水平方向)=同じ職場、部署、所属(部活でもいいですが)で条件はそろっている
適切な圧着(垂直方向)=近すぎ、べたべたしすぎて、相手にうざがられる
ってとこでしょうか。笑
(離れすぎていたらそもそも相手にもされない)
離れすぎず、適切な距離感でそっと女性(管腔)に寄り添える・・
粘膜というスケートリンクをさっそうと適切な圧着で滑ることができるEUS界での羽生結弦・・(ちがうか🤣)
そういうかっこいい男を共にめざしましょう!!
今年もご指導のほどよろしくおねがいいたします!
HosshiのEUS上達への道〜その5 基本編③ゆっくり動かすに進む