こんにちはHosshiです。
今回はSPN述べようかと思います。
いきなり話変わって学生のころの思い出話になるんですが・・・
僕・・・大学生の頃に『巨大ハンバーグ』を作ろうと自炊した時がありました。
ひき肉を近くのスーパーで800gくらい買ってきて
玉ねぎとか卵とかなんかいろいろ入れて
最終的にフライパンで肉をやきました。
するとどうでしょう・・・・
結果ハンバーグは崩壊して肉そぼろになりました。
まじか。。。って感じでした。 🙄
原因はなんだろう・・
そう・・・『繋ぎ』であるパン粉の割合が足りなかった
のではないかと推察しております。
ハンバーグが巨大すぎるために繋ぎとのバランスが崩れてしまって崩壊したのではないかということです。
結局『肉そぼろ丼』としておいしく頂いたんですが、
ちょっとだけ残念な気持ちになったのを覚えてます。
SPN=solid psuedopapillary neoplasm = 充実性偽乳頭状腫瘍
20〜40歳の若い女性に好発する(男女比=1:9)低悪性度の腫瘍であり
10〜15%の症例で転移(特に肝転移)するとされている
発生部位にほぼ差がなく、主膵管との交通はない
ということですが
このSPNという腫瘍は結局この繋ぎ部分の遺伝子の異常があり、
ハンバーグになろうとしていたのが肉そぼろになってしまった状態に似ています。
この繋ぎ部分の遺伝子はCTNNB1遺伝子といってβーcatenin蛋白をコードしています。
βカテニンは、細胞接着因子であるcadherin 結合蛋白質の1つですから、
そこをコードするCTNNB1遺伝子が変異してしまうと、細胞の接着がバラバラになってしまいます。
このSPN
結合性の弱い多形性腫瘍細胞が微細な血管性間質を取り囲み
充実性に増殖し
内部に出血や壊死を伴うことも多く、石灰化をきたすこともある
(96%に嚢胞を認め、34%に石灰化を認める)とのことです。
またこのSPNのように、充実性増殖を呈する膵腫瘍として
pNET やACC(腺房細胞癌)が鑑別に上がりますが、
術前にこれらの鑑別が困難であったという論文も散見されます。
Yahoo知恵袋で・・・
つみれとハンバーグと肉団子。それぞれ一体なにがちがうのでしょうか?
気になって夜も眠れません。(笑
という投稿がありました 🙄
うけますね笑
ベストアンサーとしては
つみれ・・・魚を三枚におろして、包丁で細かく叩き、つなぎの粉や卵や薬味の野菜等を加えて、すり鉢で練り合わせ茹でたもの。
ハンバーグ(ハンブルグステーキ)・・・元々は牛肉を包丁で細かく叩き、形を整えて焼いたもの。
ミンチ肉・つなぎのパン粉や牛乳・卵・炒めたタマネギを混ぜ合わせて焼いたり煮たりしたもの。
肉団子・・・ミンチ肉を団子状にしたもの。
つなぎや卵・薬味の野菜等を入れることもある。
揚げたり煮たりします。
基本的な作り方は似ているので、材料・形状が変わっただけのようですね。
とのアンサーでした。
同じような考え方なのかもですね。
つみれ(pNET)かと思ってつまみ食い(EUSーFNA)したら、ハンバーグ(SPN)でした的な・・・
はたまた少しつまみ食い(EUSーFNA)したくらいではわからず。
全部たべたら(手術してみたら)、きっちりとハンバーグだとわかりました的な・・・
またこのSPN・・・
腫瘍系が小さい場合は壊死や嚢胞変化を伴わないこともある
とのことです。
要は遠足のお弁当にはいっているような小さなハンバーグでは小さいので崩壊しにくく。
僕の失敗談みたいに巨大なハンバーグをつくる際は崩壊して肉そぼろになる感じかなと。
内部に出血や壊死を伴うことも多くなるのは
ハンバーグを放置してくいると日にちがたってハンバーグの中が腐ってくるイメージでしょうか。
またSPNには,
空胞を有する淡明な細 胞質を特徴としたclear cell variantと呼ばれる亜型があります。
(SPNに特 徴的とされる偽乳頭状構造を欠き,細胞質内に空胞を有する淡明な腫瘍細胞の充実性増殖が90%以上に見られるものと定義され、形態学的には膵内分泌腫瘍 (Pancreatic neuroendocrine tumor:PNET) と の 鑑 別が問題となります)
まあハンバーグですからね。いろいろな作り方があるわけで・・つみれ寄りのハンバーグってことですかね・・・
SPNの治療の原則的に完全切除です。
腫瘍の完全切除が施行されれば95%以上の症例で根治が期待できる
とのことで切除します。
おいしいハンバーグは早めにたべましょう!!
次回はPNETについてのべようかと思ってます。
いつの日か巨大ハンバーグをうまく作れる日を目指して〜 🙂
By Hosshi