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「鬼滅の刃」風に膵癌を語る~Hosshiのつぶやき〜

新年あけましておめでとうございます!!!✨

 

 

炭治郎です。

 

嘘です。

 

Hosshiです。

 

 

今回はラスボスの膵癌について述べようかと思います。

 

 

 

いやーでもここまで長かったですね。

 

 

 

IPMN、SCN、MCN、SPNと続いてようやく膵癌についてかけます。

 

 

 

大ヒット中の鬼滅の刃でいうと

 

 

上弦の鬼を何体か倒して、やっと鬼舞辻無惨と戦えるといった感じですかね。

ということで、今回のつぶやきは!

 

「鬼滅の刃」風に膵癌を語る~Hosshiのつぶやき〜

と言うタイトルにしてみました‼️

膵癌は癌の中でも死亡率が高く治療に難渋します…

まさに最強の鬼である鬼舞辻無惨と

イメージがだいぶかぶります

 

 

膵癌はそもそもどういう人になりやすいんでしょうか?

 

慢性膵炎では膵癌発生リスクは通常の人の13
分枝型IPMNにおける膵癌の合併頻度は2−10といわれています
喫煙では1.68 飲酒では1.22増加
歯周病ではなんと1.74に増加するといわれているとのことです。(膵癌診療ガイドライン2019)

 

 

まあ一概にも言えないですが

 

禁酒するより歯のケアをしっかりしたほうがいいのか?

 

 

 

となるんですが

 

 

もしアルコールで慢性膵炎になったら

膵癌が13倍できやすくなるんで

やっぱ飲み過ぎは注意!!ってことですね。

 

 

人のこといえないですが・・・

 

 

というか皆さん歯間ブラシしてます?

 

 

あれ絶対したほうがいいです。

 

僕も余裕ぶっこいていたんですが

普通にたまってましたからね。

 

普通の歯ブラシではとれないんですね。

マジでやってください。 

 

 

 

まあ話変えるとして。。  

 

 

膵癌・・

実際どう診断、治療していけばいいのか・・・

 

 

膵癌診断と治療のアルゴリズムは以下の通りです。 

 

膵癌診断と治療のアルゴリズム

膵癌診療ガイドラインから引用のアルゴリズムです。なんか複雑ですね。まずは膵癌は患者さんのステージを決めねばなりません。

膵癌のステージ診断

まず腫瘍なのでいつも通りTNM分類を用います。

Tは腫瘍の進展範囲で、Nはリンパ節、Mは遠隔転移でしたね!

 

これによりStagingするわけですが

 

 

膵癌の場合ここからStage II,Ⅲの場合において、切除可能性分類(膵癌取扱規約7版)というものがあり、これで

手術適応が判定されます。

膵癌の切除決定は、切除可能性分類で

 

これを見た時僕はびびりました!

 

 

まじで複雑で頭にはいってこねー!と

 

 

 

伊之助的な猪突猛進状態になりました。

 

 

 

イメージがあまりわいてこないというか・・・・

頭にはいってこない。

 

というわけでこの分類を僕なりの解釈

一個ずつ見てみましょう。 

 

 

切除可能(Resectable)SMV/PV に接触を認めない・もしくは接触・浸潤が180度未満で認められ閉塞を認めないもの。SMA,CA,CHAと腫瘍との間に明瞭な脂肪織を認め,接触浸潤を認めないもの。
→SMV/PVに180度未満の接触程度ならOK,かつSMA,CA,CHAは非接触であれば切除可能 

 

 

180度・・・ほうほう・・・

 

SMA,CA、CHAは非接触であれば切除可能・・・うーん。

 

 

まあなんとなくイメージわくかな・・・

 

 

動脈系にふれてなければいいのね

 

 

まあこれくらいならあたまにはいるかな。

 

 

切除可能境界(Borderline Resectable):

BR-PV(門脈系への浸潤のみ)SMV/PV180度以上+十二指腸下縁を超えない腫瘍進展
SMV/PVに180度以上の接触浸潤が見られ、腫瘍浸潤の範囲が十二指腸下縁をこえないもの

BR-A(動脈系への浸潤のみSMA/CAに180度未満の接触,CHAのみに浸潤がある。
SMAとCAとの間に180度未満の接触があるが狭窄や変形は認めないもの
CHAに接触浸潤をみとめるが固有肝動脈やCAへの接触浸潤がみえないもの

 

は???

 

 

んー!もうなんなんこれ

複雑すぎん??

 

というかこれすぐみてみんなすぐ

頭にはいってくる人いるんのかなー?

 

 

というかこれどうやったら覚えられるんだ・・・

 

 

いままで血管系の話でずっときているのに

 

 

なんで十二指腸下縁がいきなりはいってくんねん!

 

 

だれ君?みたいな。

 

 

正月早々だれ君?

 

みたいな感じになるわけです。

 

 

普通ならこれを解剖学的におぼえるのがもちろんベストだと思うんですが、

 

苦しんだ結果なんかやっぱり頭はいってこないんですよね。

 

覚えてもわすれてしまう・・・

 

 

悩みに悩んだ結果こういう結論になりました・・・・・

 

 

 

こんな時は

鬼滅の刃で覚えよう・・・

 

大ヒット作品に力を借りようというわけです。笑

 

 

ここからは僕の頭の中のイメージです。

 

 

 

本当にここから完全なる僕の頭の中の勝手なイメージなのとある程度のネタバレが入るので鬼滅の刃をまだみてない人は読み飛ばしてください。これまじです

 

 

もしくは鬼滅の刃全巻みてから下の記事読んでください笑

 

 

 

僕はこの膵癌切除可能性分類を鬼滅の刃のキャラとシーンに置き換えた世界初の男です

 

 

以下こう置き換えます。

 

膵癌=鬼舞辻無惨(無惨様)・鬼

SMV/PV=炭治郎/禰豆子

十二指腸下縁=産屋敷邸

動脈=柱(上腸間膜動脈(SMA)=不死川実弥 腹腔動脈(CA)=悲鳴嶼行冥)

 

とします。

 

 

なんで悲鳴嶼さんと不死川さんをほかの柱と区別したかというと

 

 

鬼殺隊最強ランキング1.2位だからです笑

 

 

この二人やれるとだいぶやばいぞって感じです。

 

 

実際TNM分類でも切除可能性分類でSMAとCAがやられていたら,危機的状況になってしまいます。

 

 

①切除可能(Resectable)の解説 

 

 

コミックス第14話炭治郎鬼舞辻無惨は初めて接触します。

 

 

「鬼舞辻無惨!!俺はお前をにがさない!!どこへ行こうとも!!」

 

 

っていう場面です。

 

いやー痺れますね。

 

ここでは

炭治郎は少ししか無惨様に接触していません

 

 

濃厚接触ではないんですね。

 

 

腫瘍(鬼舞辻無惨)は初期段階では人間に扮して姿を隠しています。

 

 

SMV/PV(炭治郎)は少し腫瘍(鬼舞辻無惨)にふれていましたが、接触程度(180度未満)

 

なので

 

浸潤されてないので今の段階では切除可能(Resectable)とみなします。

 

(もちろんこの段階では動脈(柱)にはふれていません)

 

 

②切除可能境界(Borderline Resectable)の解説 

 

 

BR-PV(門脈系への浸潤のみ):SMV/PV180度以上+十二指腸下縁を超えない腫瘍進展
SMV/PVに180度以上の接触浸潤が見られ、腫瘍浸潤の範囲が十二指腸下縁をこえないもの

BR-A(動脈系への浸潤のみ):SMA/CAに180度未満の接触,CHAのみに浸潤がある。
SMAとCAとの間に180度未満の接触があるが狭窄や変形は認めないもの
CHAに接触浸潤をみとめるが固有肝動脈やCAへの接触浸潤がみえないもの

 

 

 

これをEUSチャネル的に鬼滅の刃風にする

 

 

炭治郎と禰豆子(PV/SMV)は鬼とたたかってかなりのダメージをおっているが、

 

 

産屋敷邸(十二指腸下縁)はまだ無惨様にはまだ見つかっておらず侵略されていない状態です。

 

柱(動脈)は上弦の鬼(腫瘍)との死闘をくりかえしている状態だが勢力的には拮抗している。

 

しかし・・・

CA(悲鳴嶼さん)SMA(不死川さん)まだやられてない(浸潤されていないので

 

 

結構厳しめだけどなんとか勝てる見込みがある 😀 

 

 

つまりBorderline Resectable

 

 

とうことです

 

そう・・・だいぶ無理やりです

 

 

いやーこれ本当に鬼滅の刃見てない人絶対わからないですが

 

見た人はなんとなくわかると思います。感動する人もちらほらいると思います。多分

 

 

いやいや余計複雑にしてない?

 

 

という意見もあると思いますが、

 

 

意外と僕はこの勝手なイメージなんとなく覚えられました。

 

 

もうしばらくお付き合いください笑

 

 

③切除不能(Unresectable)の解説

 

UR-LA(局所進行)SMV/PV浸潤+十二指腸下縁を越える,SMA,CAに180度以上,CHA+CAor固有肝動脈浸潤。

SMV/PVに180以上の接触+浸潤がみられ,浸潤の範囲が十二指腸下縁を越えるもの
SMA,CAと腫瘍との間に180度以上の接触を認めるもの。CHAに接触浸潤をみとめ固有肝動脈あるいはCAへの接触浸潤を認めるもの大動脈へ浸潤があるもの。

UR-M(遠隔転移あり):M1 

 

 

これはもうだいぶきびしい状況ですね。。。 🙁 

 

炭治郎/禰豆子(SMV/PV)がやられ産屋敷邸(十二指腸下縁も無惨様にみつかって侵略・・・

 

柱(動脈も次々とやられ悲鳴嶼さん(CA)らもやられてしまってもう危機的状況です

 

漫画では最後いろいろあって無惨様を倒すんですが、

 

 

実際の医療はここまでくるとUnresectableですね。

 

UR-Mに至ってはもう全世界の人が鬼になってしまった感じです

 

 

どうですか?イメージしやすいですか?

 

 

ちなみに以前SHUN先生は

膵癌の術前化学療法についてのべていますが・・・
(→切除可能膵癌の術前抗がん剤について)

 

 

そうこれを鬼滅の刃的な思考で考えると・・・

 

お気づきの方もいるでしょう・・・

 

 

そうです!!!

 

 

フジの花の毒です

 

 

元気いっぱいの鬼をいきなり倒しにいくより、
高濃度のフジの花の毒でよわらせてから倒しにいったほうが成績がいいということになります。
(上弦の弍を倒す時シーンみたいですね・・・しのぶちゃん・・・(´;Д;`))

 

 

 

無惨様(膵癌)という強敵な鬼を、EUSで探し出し、鬼滅の刃できれるか(OPEできるか)どうかを判断する。

無惨は強いので、基本的にはフジの花の毒を用いて弱らせてから切る(術前化学療法)といった具合でしょうか?

 

 

現在切除可能膵癌の術前化学療法では

ゲムシタビン+S-1の併用療法(GS療法)が有効とされていますが

もっと効く治療が今後でてきて、無惨をかんたんに倒せる時代がくることに期待しています!(珠世さんがなんとかしてくれるはずです)

 

 

最後に一応いっておきますが僕は全然漫画オタクとかではないですので、そこんところよろしくお願いいたします!

 

 

では今年もよろしくお願いいたします!!

 

 

by Hosshi

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