学会発表もしたし、そろそろ内容を論文にしようかな
と、思うけど手がすすまない。
そもそもなにからはじめてどうやってかいたらいいんだろう???
というあなたのために書きました。
まず何をすべきか!!
目次
目次
1. まずは似たような論文をGoogle scholorで探す ⇨Mendeleyにいれる
特にあなたの書きたいテーマに近いものを数個pick upして論文をPDFでGetしましょう。
検索はPubMedでもいいですが、shun的にはGoogle scholorがおすすめです。
この画面でEUSと入力すると、
こんな感じです。引用元 関連記事なども簡単に探せます。
文献をゲットしたらどうしますか?
アナログなあなたはすべて印刷して穴をあけてファイルしてもいいですが、
デジタルなあなたは無料の文献検索ツールであるMendeleyを利用しましょう。文献Get+引用がすごく簡単です。
Mendeleyは文献の管理や研究ネットワーキングにおいて研究活動を支援する、
無料の文献管理ツールです!
もはや高い文献管理ソフトは必要ありません。
Mendeleyでできること
- 文献情報管理
- オンラインで他の研究者と簡単にコラボレーション
- あらゆる学術論文データベースから論文を簡単にインポート
- 閲覧する論文に関連した論文の発見
- オンラインでどこからでも自分の論文にアクセス
- 携帯アプリを使って外出先で論文閲覧
日本語のマニュアルが販売されています。なくてもいけますが不安な方はどうぞ
2. 論文の設計図をつくる ⇨設計図本をGETしよう!
論文書き方マニュアルというものがあります。私もこの手の本が大好きなので買いまくりましたが、
しっくりくる。
手元にずっとおいておきたいものはたったの3冊です。
というか、これだけ買えば他はいらんでしょう。
これらを買うことで何ができるかというと論文の設計図をつくることができます。
1.時間がなくても、お金がなくても、英語が苦手でも、論文を書く技法―臨床医による臨床医のための3Step論文作成術
この本は初めて論文を書く時に役立ちました。すごく全体的に平易な文章で、過去に発売されている名著と言われる論文作成本を網羅した内容となっております。私達が書くのは英作文ではありません。英借文です。真のGoogleの使い方など目からうろこなテクニックが多数もりこまれています。
2.必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則
本書もよく売れています。非常に実践的で具体例が多く手元においておきたい一冊です。文体が上記とくらべるとややむずかしめで好みはわかれるかもしれません。
3. 英単語は、なにをつかったらいいのか? ⇨医学論文文例本をGet!
設計図がかけたら次に皆様が困ることは、どんな単語を使うべきかということです。
具体的な単語集が必要となります。
Google翻訳そのままだとだいぶきびしいです、、、あってるかどうかもわかりませんし。
1.ライフサイエンス英語表現使い分け辞典第2版 (ライフサイエンス英語シリーズ)
これはPubmed論文抄録1億語から厳選した1430語の使い方が用例数(使用頻度)とともに記載されています。典型的な例文が日本語訳とともに多数あげられており、論文のための単語辞書に特化したものとなっています。
2.トップジャーナル395編の「型」で書く医学英語論文〜言語学的Move分析が明かした執筆の武器になるパターンと頻出表現
本書ではトップジャーナル(NEJM、Lancet、BMJ、AJM)に採用された論文を徹底的に解析しています。重要表現、キーワードランキング、特徴的な表現など文例が多彩です。イメージとしては設計図+単語辞典。論文を書く時に手元に置いておくと作業効率が格段にアップします。
3. 英文校正会社が教える 英語論文のミス100
本書では論文投稿後に発生する多量のレビューアーからのツッコミを最大限へらすためのポイントがつまっています。
冠詞、複数か単数か、時制は正しいか、なぜだめなのかが解説されております。英文ライティングになれた方にもおすすめです。
本書を熟読することで執筆の注意点を知り、投稿後の査読コメントへの対応も習得することができます。
おまけ. 統計はどのソフトつかったらいいのか ⇨EZRは無料で最高に使いやすいツールです
統計は市販のソフトやエクセルでやってしまったという方。論文のmethodにかきにくいなぁと思うこともあると思います。SPSSなどのソフトは高価でなかなか手がでないし、、、
統計ソフトは買う必要はないです。
おすすめは、フリーの統計ソフトであるEZRをダウンロードすれば大体のことは解決します。2群の比較、3群の比較、ROC解析、多変量解析!すべて楽勝です。
データをエクセルでつくってEZRにとりこむのですが、それもエクセルをコピーしてペーストするだけなので簡単です。
EZRを用いるメリット
1. 無料統計ソフトRに基づいているので信頼できる。
2. マウス操作だけで解析できるので、すぐに高度な解析方法もマスターできる。
3. 無料で使用できるのでグループで共通のソフトウェアを用いることができる。
4. マウス操作でも統計解析スクリプトが自動的に生成されるので、統計解析の過程を記録したり共有したりすることができる。
5. 解析結果を学会発表スライドや論文原稿に適した形式ですぐに貼り付けることができるような出力が可能である。
EZRでやさしく学ぶ統計学 EBMの実践から臨床研究まで 改定2版
まとめ
①似たような論文を数個検索しMendeleyに集めて、
②設計図本と
③英語例文集を参考にしながら論文を書きます。
統計は無料のツールEZ-Rさえあればなんとかなります。
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