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【2022年度】総合内科専門医試験対策をまとめました。

目次

総合内科専門医試験対策 2022年

この記事は、「総合内科専門医試験対策」の記事です。

あの悪魔のシステムJ-OSLER組の方が受験されるのは、「内科専門医 資格認定試験」ですので、今回はとりあげませんので関係ありません。

(内科専門医の攻略はこちら➔  «2021年度» 内科専門医試験(第1回)の対策をまとめました。 

 

この総合内科専門医試験をうける方は、3パターンの方がいます。
①2021年以降に初めての認定内科医更新を迎える方(最初の1回は病歴免除:ただし2026年まで)
②2020年までに1回以上認定内科医の更新をしている方+①で不合格の方
③一度も認定内科医を更新していない方

一言でいうと認定内科医の資格を持ってる方ですね。

 

(内科学会HPから引用)

 

総合内科専門医試験取るメリットは?

①自身のブランド向上

内科専門医を取得していることで、医療広告、患者さんへのアピールができます。開業されているかたにもメリットがございます。

 

②内科指導医がとれる

新専門医制度では、
「2026年までは、現行の依頼制の指導医のうち、(1)総合内科専門医、(2)認定内科医かつ指定13学会の専門医を1回以上更新している者を指導医とする。2027年以降は総合内科専門医(新・内科専門医)を指導医とする」とされています。

つまり、2026年からは、総合内科専門医(新・内科専門医)を持っていない医師は、
内科指導医として認められなくなるということです。

 

内科指導医は、1人当たり同時に3人の専攻医を指導できるので、
その科の内科指導医数でどれだけ内科専攻医採用できるかが決まります。

あなたが資格をとれば研修医を3人新たに継続して勧誘できるようになります。
病院側からみても、内科指導医は今後の病院の発展に必要な資格といえますね。

 

③転職に有利

転職にも非常に有利な資格です。採用する側からみると一定の知識が保証されますし、指導医があれば若手医師の指導体制の充実にもつながります。
規模の大きな病院、研修病院で重宝されます。専門医資格有りで年収が+100万程度という病院もあるようです。

 

 

総合内科専門医試験の出願

昨年2020年に、第48回 総合内科専門医試験に出願された先生方の、改めての出願手続きは不要です

 試 験 日

2022年 9月11日(日)試験時間 9:00 ~ 16:40 

 ※ 5月末頃には、試験会場ご案内メールを送信する予定です
 ※ 受験票の発送は、試験1か月前の8月中旬を予定しております

 試験会場 東京都23区内(複数会場)
 出願期間 2022年 2月 1日(火)~ 4月15日(金)まで

 

総合内科専門医試験の合格率は、

総合内科専門医試験合格率  受験者数 合格者数 合格率
2015年度 第43回 6,787名 4,252名 62.6%
2016年度 第44回 7,731名 4,381名 56.7%
2017年度 第45回 7,283名 4,367名 60.0%
2018年度 第46回 4,936名 3,559名 72.1%
2019年度 第47回 5,428名 3,551名 65.4%

合格率は56−72%で6割しか受からないと考えると、他の専門医試験と比べると狭き門ですね。
消化器病専門医や内視鏡専門医の合格率が70〜80%と考えると、適当にやっていると確実に落ちることが予想されます。

 

総合内科専門医試験の内容

問題数

 2022年度の試験から200題(※ 2021年度は従来通り250題)

分 野

 総合内科を含めた内科の10分野

出題方式

 Multiple Choice Question〈MCQ〉を使用してのマークシート方式

解答形式

Aタイプ-単純択一形式

 [解答のしかた] 解答として最も適しているものを1つ選ぶ

  [例 題]

  欧州にある国はどれか.1つ選べ.
  (a)日 本
  (b)中 国
  (c)スイス
  (d)アメリカ
  (e)ブラジル          [正解:(c)]
X2タイプ-多真偽形式

 [解答のしかた]  解答として適しているものを2つ選ぶ

  [例 題]

  欧州にある国はどれか.2つ選べ.
  (a)日 本
  (b)中 国
  (c)スイス
  (d)アメリカ
  (e)フランス          [正解:(c),(e)]

 

問題の種類

 一般問題(50/200題)
 内科の10分野について、専門的であっても必須の知識や判断力を問う問題
 臨床問題(150/200題)
 年齢、性別を記載して実施形式で症例を示し、設問に答える問題

※ 2021年度の内訳につきましては資格認定試験委員会より公開されてはおりません

出題範囲

 2022年度の試験から「内科専門研修カリキュラム(=出題基準)」に準拠するものとし、到達レベルのグレード「A~C」から出題

 ※ 2021年度につきましては「研修カリキュラム2011」からの出題となります

出題内容

 原則として「標準的内科学教科書」、「日本内科学会雑誌」および「内科救急診療指針2016」に掲載されている内容

難易度

 従来の総合内科専門医試験と同等レベル

 

総合内科専門医試験対策

1.イヤーノート2023を購入する、とイヤーノートTOPICSを参照しておく。

 本を買うメリットは、medilinkの電子版もプラス6000円で手に入ること。書き込みができることです。
メディックメディアのアプリであるmedilinkは外出先や隙間時間の活用に便利ですね。

M2Plusでも前年度のものが購入できますが、Medilinkとはサポートの手厚さが違います。
(「イヤーノートTOPICS」,「内科系専門医試験 Quick Check」はM2PLUSには収録されておりません!)

 

2.まずはクエスチョン・バンク総合内科専門医試験問題集1.2を解く。

まずは解説がしっかりしている問題集からといていきましょう。


目でみるトレーニング: 第4集 内科系専門医受験のための必修臨床問題(2019/4/22発売: Amazon⭐4.5)
絵がきれいです。本番は、臨床問題150問、一般100問なので臨床きたえておきたいところです。
2016−2018年の過去問+予想問題計143題で構成されています。


THE内科専門医問題集(2021/4/12発売: Amazon⭐3
発売日が最新です。しかし、レビューをみると評判があまり良くありません。
余裕があれば。



3. 日本内科学会『認定内科医試験・総合内科専門医試験 過去問題集第1集・第2集

2018年までの過去問です。解説が不十分ですが、過去問は偉大です。プール問題が瞬殺できるので時間短縮になります。
といておく必要はあるでしょう。
認定内科医の過去問も収載されており、これができなければ相当あせる必要があります。一度解いてみて自身の実力を知りましょう。
第1集は、2017年に発売され、第2集は、2019年に発売されています。すなわちこの2冊で、2018年までの過去問がカバーできます。

3.内科系専門医試験Quick Checkで過去問を総復習

QuickcheckはYear noteの付録で、認定内科・総合内科専門医試験を一問一答化した問題集です。
非常によくまとまっているので、この最新版を持ってないと結構痛いです。認定医試験のときも大活躍してくれました。

4.生涯教育のためのセルフトレーニング問題と解説

日本内科学会『生涯教育のためのセルフトレーニング問題集4集
実際の試験問題に近い内容です。
ガイドラインが5年間隔で改訂されているので第4集(2018年4月10日発行)のみでよいでしょう。

日本内科学会『生涯教育のセルフトレーニング問題(学会申し込み分)』 2018~2020年分
こちらは内科学会が有料(2000円)で毎年6~9月に配布する50問で、(2)の問題集と形態は同じですが、up to date対策はこれを使用して勉強するのが有効です。『生涯教育のためのセルフトレーニング問題集4集』に2017年までのものは収載されていますので、2018年−2021年の4年間分あつめましょう。

5.  総合内科専門医試験オンライン模試2020-2021

過去の総合内科専門医試験の出題情報をもとに作成したオンライン模試。各科の専門医の監修による問題と解説で、自身の学習進捗度がわかります。

【2019年度実績】250問中40問が的中!(発売日: 2020年7月8日, 販売終了日: 2021年9月11日)

 

 

試験当日の時間割は?

第1時限 : 9時〜11時
第2時限 : 12時〜14時
第3時限 : 14時40分〜16時40分

総合内科専門医試験の合格発表は?

例年は11月末~12月初旬に試験結果通知が発送されています。合格をお祈りしております。

まとめ

みんながやっていることははずさないようにしましょう。
記事作成にあたってたくさんの合格者に聞きましたが、
過去問・クエスチョン・バンク・クイックチェックはだいたいみんな抑えています。
後は余裕があればといったところだと思います。

 

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