MEしみずです。
目次
EUS観測装置のお勉強(ARIETTA編)
ARIETTAのモードについて簡潔にまとめました。
Bモード
・eFocusing
フォーカスを浅部に合わせたものと、深部に合わせたものを抽出。
カラーモード
・FLOWモード(カラードプラ)
血流の有無や血流の流れている方向がわかる。
近づく血流を赤、遠ざかる血流を青で表示する。
・パワードプラ
低流量等の感度不良の部分を表示
解像度はほかのモードに比べて劣る
・eFLOW
低流速血流を含めた高解像度の血流を表示。
近づく血流を赤紫、遠ざかる血流を青紫で表示。
・DFI (Detective Flow Imaging)
eFLOWより低速の血流を表示。
※eFLOWとDFIの原理は秘密らしい
・エラストグラフィー
硬さの情報を可視化して良悪性を診断できる。膵腫瘍の硬さなどを測定できる。
エラストグラフィの原理
①Strain imaging
プローブによる圧迫によって大きくひずむ軟らかい組織と小さくひずむ硬い組織の
ひずみの変化を色付けすることができる。
Strain imaging の特徴
炎症うっ血黄疸等の影響を受けないため線維化を正しく測定できる
線維化のみを検出(繊維化→硬い→がん)
HITACHはこっち。
②Shear wave imaging
せん断波という音波によって組織をひずませて伝搬速度を計算し組織の硬さをみる
Shear wave imagingの特徴
線維化以外の黄疸やうっ血なども含めた硬さの測定可能
測定結果の信頼性を表示する機能がある
しみずメモちょいちょい更新していきたいと思います!