コンベックス型超音波内視鏡(EUS)トレーニング法 ・描出のコツ
目次
EUS20カット EUSスクリーニングプロトコール
EUSを見落としなく観察するためにスクリーニングプロトコールを開発しました。胃カメラの20カットのように、EUS検査中に記録すべき写真のリストを作成してみました。
これを行うメリットは複数あります。
①施設のEUS検査のクオリティコントロール
同じ写真を皆でとることにより患者の経時的な変化を正確にとらえることができます。また検査を実施していない人がみても、ある程度どこの写真であるかわかります。またトレイニーが一人でEUSを実施してもある程度は検査の質が保たれます。
②トレイニーへの指導の効率化
どの領域が見れてどの領域が観察困難か確認することでトレイニーのラーニングカーブも知ることができます。
③トレイニーのEUS到達目標の目安
20カットがすべて撮影できていれば一人で検査してもある程度見落としなく見れるという指標になります。
④トレイナーの指導力と分析力の向上
標準的な写真を撮影するために必要な操作を指導することにより、トレイナーの分析力と指導力が向上します。
これを専用のスコア表で得点を記録するとさらにトレイニーの教育に有用です。→20カットのスコアリングでラーニングカーブを評価する
上記内容はもっと詳しく⇩にまとめております。
コンベックス型超音波内視鏡(EUS)トレーニング法 ・描出のコツに戻る