内視鏡学会雑誌へ症例報告を投稿してみた：実践編 F田先生とその①

最近学会も研究会もなくなってしまい若手の先生のエネルギーがありあまっています。

F田先生

先生、この間のLECの症例で論文がかきたいです！！！

しゅん

わかりました！一緒にがんばりましょう！！！

このありあまった時間とエネルギーを有効に活用するのが我々トレイナーの役目でしょう。

今回F田先生と一緒にLEC(リンパ上皮嚢胞)の症例を報告したいと思います。

内視鏡学会雑誌投稿のための準備

まずは下準備から、

「LEC」で検索します。

そして自分の経験した症例と良く似た症例を検索します。

類似の論文、似たような内容のテーマを探します。画像診断、技術、偶発症の報告など、ある程度近いものをさがしてください。

３つくらい参考にするものがあればいいかと思います。

発表前の準備

これは全体的な書式の確認のためです。引用文献は別で集めます。

所見は印刷する。あとでどれを使うかわからないので出来る限り多く出しておく。依頼の際に個人情報はマスクしてもらう。MRIは抜けてることがあるのでCD‐ROMもらったら確認しておく。EUS、ERCP、エコー、MRI、PET、CTすべて必要です。

動画は静止画の取り出しに必要であることがあります。学会発表でも使えますのでゲットしておきましょう。

切り出し写真と手術記録も必要です。手術記録と病理所見は印刷しましょう。

病理担当の先生にアポイントをとり、USBに必要な写真を撮っていただきます。

あつめた画像を図にするためにPPTを一つ作ります。

Google scholorで集めましょう。

左下の「☆」ボタンを押すと、マイライブラリに追加でき、文献の管理も可能です。
「””」ボタンを押すとそのまま引用できます。

内視鏡学会雑誌の投稿規定を確認しましょう。

今回は症例報告を目指すので、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　消化器内視鏡学会HPから引用

症例報告は、１５ページ以内、要旨３００字、著者１０名以内、図は１０個以内　
Keyword１０語以内、英文の要旨は３００語となります。

まずはF田先生に１−７までの準備をお願いしました（2020/05/15）。次回につづきます。